初対面の人ばかりの新しい環境やコミュニティの場に行った時、何を話していいか分からない時はないでしょうか。また、職場で上司や先輩と思うように話をすることが苦手だと思う人も多いのではないでしょうか。
でも安心してください。人間関係をよくするために、必ずしも「自分かから話題をつくる」ことは絶対条件ではありません。ちょっとした工夫で、話しかけられたり頼られたりする。そしていつの間にか自分からも話ができる関係になることができます。
今まで、新しい輪の中に入るのが苦手だ。何を話せばいいか分からない。コミュニティの場が嫌いという気持ちがある方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。
気がつけば、人と会うことが楽しみになっているはずです。
思い当たることはないですか?人見知りの方の特徴とは
実は、記事を書いている私自身「自分は人見知りだ」と思っていました。
その理由は、冒頭述べたように初めて会った人と何を話していいか考えてしまうタイプでした。
あまり親しくない人達同士での飲み会に行っても、とりあえず会話をしないといけないと思い込み、自分が特に話題にしたい訳でもないことを喋り出す。
上記のように、自分で勝手に思い込んで話をして、あとになって気疲れしてしまう。
このような事がとても多かったです。
人見知りの方の特徴
・何を話せばいいかいつも考えてしまう
・相手から話かけてもらわないと会話が続かない
・そもそも初対面の人と会うのが苦手
少なくとも私自身は、このように思っていました。
しかし、特に意識しているのは自分だけなのです。
次からご紹介する方法を私自身も実践したことで、人と会うのがとても楽しみになりました。
自分から話をしなくても良好な人間関係をつくる方法
まずは相手の話をよく聞く
自分から話を始めなくても、相手が話を始めてきたらよく聞くことです。
最初から自分で話をしないといけないという思い込みは、まずは捨てましょう。
でも、そもそも話をしてきてくれるかどうか分からないですよね。
大事なことは、このような場にいるときは「つまらなそうにしないこと」が大事です。
つまらないと思ってしまうと、どうしても表情や態度に出てしまうことが多いからです。
話を聞いているうちに、相手が「この人は自分の話をよく聞いてくれる」と思って好感を持ってくれると、自分が話をする時にも聞いてもらいやすくなりますし、自分の話にも興味を持ってくれることが多くなります。
相手の話を聞くためにも、相手が話をしたくなるように自分でも準備をすることです。
人それぞれ価値観も考え方も違います。
人から学ぶことや気づかされることも多いですし、何より出会ったことで自分の人生すら変わることもあります。
このように考えてみると、少し人と会うこと、関係を作ることの苦手意識は無くなるのではないでしょうか。
相手の話を自分の話にすり替えないこと
知らず知らずのうちに、相手の話を自分の話にすり替えてしまうことがあります。
例えば相手が、自分の趣味の話をしてきたとします。
相手「私は釣りが好きでして、先週末も夜のうちから釣りに出かけたんですよ。」
あなた「いいですね。私も釣りが好きで、この前は初めて海釣りをしました。今までは川でしかやってなかったのですが、海釣りもいいですよね。見たことない魚もつれたんですよ・・・ 」
相手から自分の好きな釣りの話が出たので、ここぞとばかりに話をするチャンスと思って自分の釣りでの体験談を続けていく。
自分の得意分野の話なので、人見知りであっても続けられます。
これは、根本的に「何か話をしないといけない」という思いがある人ほど、この傾向は強いと感じます。
でも、相手からすれば、自分の話を聞いてもらいたくて話を始めたのに、いつの間に聞く側になっているので人によっては違和感を感じるかもしれません。
ここでのコツは、相手の話が一区切りつくまで待ってみること。
自分の話をするのは、それからでも遅くはありません。
必要な時に必要なことは言うこと
全く自分から喋らずに黙ったままでいると、それはそれで弊害も出てきます。
意見を求められた時、発言を求められた時は、自分が感じたことや思っていることをはっきり伝えることが大事です。
ここで何が言いたいかと言うと、自分の軸はしっかりと持っておくべきだという事です。
完全な傍観者になってしまうことが無いようにすることです。
どんなコミュニティの場でも、ある程度の時間そこにいるなら必ず話しかけられるはずです。そのような時には、最低限の会話をすることは心掛けておきましょう。
見た目だけで判断をしないこと
「この人とは話しにくいだろうな」「会話が続かなそうだな」「見た目が怖そうだな」
人は見た目で判断をすることが多いと思います。
人は関わりを持ってみないと本質は分からないものです。何年も付き合っていても、まだ分からないこともあるくらいです。
見た目だけで判断をして関係を作るのをやめていると、本当に出会ったよかったと思える人との出会いのきっかけが減ってしまうので勿体ないことです。
もしかしたら、見た目と違って自分にとって必要な人になるかもしれません。
相手に話をしてもらう工夫
相手が言ったことを繰り返すことも、話をすることが苦手な人にとっては有効です。
相手「昨日の仕事は、初めてやったことだったのですがうまくいったんですよ。」
自分「初めての仕事だったけど、うまくできたのですね。」
相手「そうなんです。データの入力に戸惑いましたけど、予定通りに終わりました。」
自分「データの入力に時間がかかったんですね。」
相手「データの量が膨大でして。途中どうしても数値が合わなくて苦労しました。」
相手が言ってきた会話を繰り返して、会話を続けていくことで関係を作ることもできます。
冒頭述べた相手の話をよく聞くことに似ていますが、これなら自分から会話を提供していなくても、会話を続けていくことはできます。
最後に|人見知りでも心が打ちとければ関係が作れる
結局のところ、人見知りの人もそうでない人も、一緒にいて居心地がいいと感じることができれば、無理に会話を作ろうとせず自然と会話も弾みます。
人見知りの人は、最初のきっかけさえ掴むことで良い人間関係を十分に構築できるのです。
今回の記事では、最初のきっかけを作るための手法と言っても過言ではありません。
私自身も、初対面の人と話をすることが苦手。盛り上げることなんてもってのほかでした。
でもそれは、無理をして自分自身を作ろうとしていた事が原因です。
本来のありのままの自分で接しても、居心地がいい人間関係を作れることが知ってからは
身構えなくなりました。
むしろ人との出会いが、自分の人生を変えてくれたりもします。これは本当に大きな財産です。
人見知りを直そうと努力するのではなく、人との出会いが自分に大きな影響を与えてくれると思って自分らしくいきましょう。