【新入社員必見】仕事で成果を出すための習慣について

ビジネススキル

新入社員のうちから仕事で成果を出すことは十分に可能です。

「仕事内容がまだ分からない」「先輩や上司の方が仕事はできるはず」と思うかもしれませんが、新入社員でもできることがあります。
さらに付け加えるなら、新入社員だからこそできることや成果を出せることもあります。

ここでは、37歳という最年少でグループ企業の取締役を任させられた私が、新入社員の時に意識してやり続けたことや成果に繋がった習慣術、他社様で出会った成果を出している新入社員の事例をもとに書いていきます。

成果を出す新入社員/出ない新入社員の意識はどのように違う?

仕事を通して多くの新入社員を見てきましたが、入社して1年目から成果を出す人とそうでない人は明確に違う点がありました。

新入社員のうちから成果を出している人は、誰もが中途半端にやっていることを徹底して継続している人であり、成果が出てない新入社員は与えられたことだけをそこそこ頑張っている人でした。

例えば、出勤時間が朝の9時だったとします。
成果を出している新入社員は、8時に出社し「自分の時間」を意図的に作っていました。
自分の時間をつくり仕事で成果を出すための準備をしています。

・今日やる仕事の段取りや準備を徹底する
・分からない事、疑問に思ったことは調べる
・先輩、上司に相談する時間に充てる
・仕事のことについて調べる
・他の人との交流を深める

つまり、自分が出来ることを真剣に考えて、出来る限りのことを自主的にやろうとする意識が高いのです。大前提として、早い段階から成果を出すためにできることは“まずやろう”という意識を持つことが重要になります。

新入社員が成果を出すための5つの習慣術

上記で示したように「とにかくやろう」という意識があることで、中途半端にならずに継続していくきっかけになります。
この意識をもって以下に示す習慣を身につけていけば、必ずや成果を出し一目置かれる新入社員になれるでしょう。

素直で謙虚な姿勢で取り組む習慣

入社してすぐの新入社員。
あなたが先輩や上司が気になるように、周りの先輩や上司もあなたのことが気になります。
「今年はどんな新人が入ってきたのかな」と、誰もが気になります。

言われたことを真剣にやる。自分がやることに愚直に取り組む。
自分が成果を出しても決しておごることもなく、謙虚な姿勢で継続していく。
このような姿勢で仕事へ向かうことで、周りからも大事にされ期待される存在になります。

ビジネスでは、人から信用される、愛される、ということがとても重要な意味を持ちます。
人が集まるところに仕事ができるからです。
この姿勢というのも、成果を出すための習慣にするべきことです。

徹底して仕事の準備をする習慣

仕事において準備をどれだけしたかで結果が決まります。
営業の商談に向かうなら、商談をする前の準備段階で商談の勝敗が決まるように。

例えば、新入社員の時に必ずと言っていいほど習うビジネスマナーがあります。
挨拶や名刺交換、電話対応など多くのビジネスマナーがありますが、新入社員がビジネスマナーを習得する目的を理解して身につければ、ビジネスマナーも当たり前のように習慣になります。

また、分からないことを質問したい時には、何が分からないのかを整理して質問する内容と質問の仕方まで準備することで、相手からの印象と返答は大きく変わります。

例えば質問をするときに
「分からないこと」→「自分が調べたこと」→「自分が調べたことからの自分の考え」→「答えを聞く」という順序で質問をする。
「それならこっちの方がいいと思うよ」と言うように、相手は短く端的に答えを出しやすくなります。

つまり、やる目的の理解と徹底した準備をすることで、習慣になるまるまでの継続もしやすくなります。

目の前のことにはすぐに取り掛かる習慣

新入社員の時は、先輩や上司から与えられる仕事が大半を占めることが多いと思います。
時には雑用もあったり、直接自分とは関係ないと思う仕事も出てくるかもしれません。

しかし、とにかく目の前のことにすぐ取り取り掛かる習慣や、一生懸命に取り掛かる習慣が身についている人は、手を抜かないという点で一歩抜きに出ることができます。

あれこれ考えてしまうと手が止まり、結局後回しになってしまいます。
ビジネスでは、すぐに動く人やレスポンスが早い人に仕事が集まります。スムーズに物事が進むことで時間も短縮できますし、双方に不快なストレスもなくなる為です。

徹底して報告・連絡・相談をする習慣

仕事ができる人はどのような人でしょうか。
1年目から営業で成果を出す人。新しいアイディアを出す人。このような人たちも確かに仕事ができる人と言えます。

しかし、もっともビジネスの基本となるのは、お客様からも社内からも信頼がある人に仕事が集まるということです。
新入社員に仕事を任せた人は、期待と同時に少なからず不安や心配もあります。
定期的な報告や連絡をする新入社員には「この人に任せておけば安心だ」という安心感や信頼もついてきます。
特に経営層は、多くの情報を欲しがる傾向にあります。
新入社員のうちは経営層と関わることが少ないかもしれませんが、もし経営層と距離が近い場合は、自分がやっている仕事の進捗や様子を伝えていくと良いでしょう。

さらに相談も積極的にすることで、社内の人との距離も縮まりやすく多くの情報が入ります。自分で答えを持っていてもいいのです。答えを確かめるため、いろいろな人の意見を聞くことで考え方の幅も広がっていきます。

やりたいこと、なりたい姿を口にする習慣

新入社員の頃から「自分は必ず○○の仕事をする」「人を動かす立場になる」と言うように
自分を動かす原動力がある人は強いものです。

私自身も、入社して間もない頃から「いつかは経営者になる」と自分で勝手に決めて愚直に仕事へ取り組んできました。
他社の新入社員を見ていても、やはり強い気持ちや野心みたいなものがある人は、出世も早かったり、数年後には独立して自分で食べている人もいました。

仕事をする意味、自分が今ここで頑張っている意味、自分の時間を仕事に費やす意味がしっかりとしている人は、困難にも負けずに新しいことへのチャレンジ精神も大きいものです。

最後に

今回のブログでは、新入社員のうちから身につけることで成果を出せる習慣5つをご紹介しました。
まだまだ多くの成果につながる習慣術がありますが、まずは今回ご紹介した5つを習慣にしてみてください。

1点、 勘違いをして欲しくないことがあります。
今回ご紹介した5つの習慣をやり続けているからと言って、そのこと自体が褒められたり評価されることではありません。
継続して習慣にすることで、結果的に誰かの役に立つ、お客様の困りごとを解決するといったことへ繋がることで、周りからは「あなたの成果」として評価を受けるのです。

周りの人がやろうとしないこと、やっても続かないことを、諦めずにやり切ること。
全てのビジネスにおける大事な考え方になります。
ぜひ4月からのスタートダッシュで、一歩先に行く新入社員になってもらいたいと願っています。