私が新卒で会社に入社したときは、まず「仕事を1日も早く覚えよう」という気持ちが強かったです。
1日も早く、先輩や上司と同じ仕事ができるようにと思い、与えれた仕事に没頭しました。このように考えている人は結構多いのではないでしょうか。
ただ、私が社会人になって20年。今だからこそ思うのは、もっと上司とのコミニュケーションを意図的に取ればよかったのでは?と感じます。
1年目なんて仕事ができるはずもないし、はっきり言えば数字を上げられるとも思われていない。
それよりも、働く意欲があるとか、元気があるとか、真面目にコツコツやっているとか。
こういうところをまず見られている事が多いと思います。
では、入社して早い段階から一目置かれる存在になるにはどうすればいいのか。
今回は私の経験もふまえて書いてみたいと思います。
自分から積極的にコミュニケーションを取りにいく
未完成な自分を隠さずにありのままの姿を出すこと
あくまで私の場合ですが、もともと人見知りの性格もあり、入社して間もない頃は黙々と仕事に取り掛かっていました。
もちろん、分からないこともあったし、どうすれば結果を出せるのか悩む時もありました。
でも、自分から積極的に分からないことを聞いたりすることが出来ませんでした。
忙しそうにしている上司に聞きづらいこと。自分が分からないと言うのが嫌だったこと。
でも、先ほども書いたように、初めから出来ることの方が少ないのだから聞くべきでした。
社会人として未完成な自分を隠そうとしていることが機会損失です。
上司には、仕事の話しかしてはいけないという思い込み
会社だから仕事以外の話はよくない。しかも新人1年目。雑談なんて職場ではご法度。
このように考えていました。
でも、話しかけてくれる上司は、時には雑談をしてきます。
そんな時は“とりあえず合わせて”いました。どことなく遠慮気味に話をしていました。
でも、そんなことを気にする必要はまるでなかったのです。
だって上司は
私とその話をしたくてしているのだから
ここにもっと早く気づければ、それだけでこの上司との関係は良い関係になれたはず。
会社だから仕事の話だけ、と言うのは私の勝手な思い込みであって、決してそんなことはなかったのです。
分からないことには「自分なりの答え」を持っていこう
仕事で分からないことがあったら、すぐに上司に質問をするのではなく、自分の答えを持っていきたい。
自分で調べてみる。他の同僚に相談してみる。
この自分で調べたり答えを見つけるという作業こそが、何より自分自身の成長に直結すると思っています。
頭に負荷をかけることが、どうすれば出来るのかを考える訓練になり、これから出てくる困難を乗り越えられる糧になると私は思っています。
時間を守る 期日を守る 前倒しでやる
時間を守る人には信用が集まる
上司から頼まれたことをする時には、必ず期日を確認することが大事です。
期日内にやり切ることを繰り返せば、それだけでも一目置かれます。
でも、もっと仕事の進め方を意識して、前倒しでやり続けていくと「あなただから」この仕事をお願いするという状況になります。
それだけビジネスにおいて時間というのは重要だし、早く取り掛かる人、早く仕上げる人は重宝されます。
そしてもう一つメリットがあります。
早く手をつけて早く仕上げれば、途中で修正があった時も対処が早く出来ます。
結果的に、その仕事を待っているお客様にもメリットがあります。
時間への意識をもつことで、やれることが増える
人が1日で10個出来ることがあったとして、時間を意識してスピード感を持っている人は1日に15個出来るかもしれません。
こなせる量が増えれば、それだけ出来ることも増えていき、人からの信用もどんどん上がります。
量をこなせるようになれば、良りいいものをということで仕事の質を上げていくようにもなります。
どんな上司にも、感謝の気持ちを伝えよう
どうしても合わない上司にはどうすればいいのか
私も職場に、どうしても合わない上司がいました。
その上司も、私と合わないようでほぼ会話はなく、会っても挨拶程度。
このような調子なので、当然職場の中ではなんとなく気まずい空気がありました。
しかも、この上司の前では早く帰りづらい。
会社の上司なので、どうしても関わらないといけない時もあると思います。
でも、無理に合わせていけばいくほど、自分へのストレスも大きくなります。
接していくうちに改善されればいいですが、どうしても難しい場合は、適度な距離感で接することも大事です。
すべての人に、同じようにいい顔をしたり合わせていくのはそもそも無理があることを知っておくと、だいぶ気持ちもラクになります。
ただ、どんな上司であっても学べることはたくさんあります。ここは覚えておきたいところです。
感謝の気持ちは、言葉だけでなく行動でも示していきたい
仕事をサポートしてくれる上司。
困った時に助けてくれる上司。
悩んだ時に相談に乗ってくれる上司。
あなたの側にいる上司は、あなたが思っている以上にあなたを見ています。
時には叱咤激励もあるでしょうし、理不尽だなと思うこともあるかもしれません。
でも、あなたを思うからこそ言葉をかけてくれる。話をしてくれる。
私はよくこう思うようにしました。
今思えば、今日に至るまで色々な上司に出会しました。仕事にとても厳しい人、話をしていて面白い人、面倒見のいい人、成果を抜群に出す人。
一つ言えるのは、どんな上司も、部下である自分のことを少なくとも考えてくれていました。
そのような意味では、私は上司には恵まれていたと思います。
この感謝の気持ちを、私は仕事で返したいと思い行動を続けました。
上司のサポートもあり、今はグループ会社の経営を任させてもらう立場になることができました。
最後に・・・上司から一目置かれる人は、年齢やキャリアだけで決まらない
今回は、上司から一目置かれる人はどんな人なのか。
特に新入社員のうちから知っておきたいことを3つに絞り書いてみました。
新人だから駒のように扱われるとか、新人には期待されていないとか、そんなことはありません。
誰もが会社に入ってくる新入社員は気になるし興味もあります。
だからこそ、自分をどんどん発信していくことが、職場になれるコツでもあります。
誰とするかで仕事へのやりがいや達成感は大きく変わりますし、毎日が楽しくなるのも誰と関わるかで大きく違います。
上司とより良い関係を作って、自分のこれからの社会人生活を有意義なものにしてほしいと思います。